原発問題は労働問題 Vol.8 やはり暴力団が

20110421原発問題は労働問題震災からの復興の行く手に立ちはだかる原発問題。
科学技術の問題として語られることが多いが、実は大きな比重を占めるのは労働問題としての側面である。
現在福島第一原発で決死の作業に取り組む作業員達の過酷な労働状況は、僅かに漏れ伝わるだけでも私達の胸を絞めつけるに十分だが、全貌は依然闇の中だ。
また、その惨状は決して事故が起きたからもたらされたものではない。
元々作業員の安全など気にかけていない。
作業員の安全さえ守れなくて地域住民の安全など守れるわけがない。
この人命を軽視した電力会社及びその周辺に蠢く者達、そしてそれを監督すべき者達の邪悪さと怠慢が震災を受けて表面化したにすぎない。
そんな視点でニュースを追いかけてみたい。

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週刊文春の6/9号に原発と暴力団の関わりに関する記事が載っていた。

危険な作業を請け負う下請け会社に元暴力団の経営、ならびに極めて暴力団と関係の近い企業がいくつか見つかったと言う。

下請けは今回確認できただけで、何と最大9次にも渡ると言う。
過去十年に遡れば、暴力団が経営していた会社は半数近くを占めるそうだ。
暴力団の会社に、暴力団排除のポスターが貼ってあるなんて笑い話もある。

手配してる側ばかりでなく作業員の中にも暴力団員はおり、「FUKUSHIMA50」の中にも元だか、復帰しただか微妙なの者がいたようだ。

まさに26年前の映画「生きているうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」の世界さながらだ。

記者はあいりん地区での取材を敢行する。

ある組幹部に紹介された仕事は日当8万、作業は電柱の除去及び設置。
この幹部に落ちる金は1日当たり5000円、10人が20日働けば100万円になる。

中にはとてもペイしないような高額の日当の仕事もあり、後の補償金目当てとの噂もあるという。

なにはともあれ、まともな人集めでは立ち行かないのだ。
東電は「ヤクザでもなんでもいいから人間を集めてくれ」と言ったようだ。

事故が起きて状況が酷くなった部分もあるだろうが、元々このような構造の上に原発は成り立っている。

繰り返し述べて来たように、無理な労働を伴うことを隠蔽し、それをヤクザを使って行き場のない労働者に押しつけて使い捨て、ヤクザはピンハネで潤い、作業員達の労働環境は改善されず、ロボット技術も進歩しないまま、26年以上前で時間は止まったままだ。

行政は偽装請負を始め、ありとあらゆる労働関係法違反に目をつぶり容認してきた。

これが安全で安くてクリーンな電気を作ると言われた原発の実態である。
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【H】手配してる側ばかりでなく作業員の中にも暴力団はおり、「FUKUSHIMA50」の中にも元だか、復帰しただか微妙なの者がいたようだ。

NHKスペシャルで原発事故の経緯を追いかけていた。
14日に1号機に続き3号機が水素爆発し、さらに2号機がベント不能状態に陥る。

そこまで陣頭指揮をとってきた吉田所長が作業員のところへ行き声をかける。
「皆さんこれまでありがとう。
努力したけど状況は良くない。
皆さんが去るのは仕方ない」

この時70人残し200人退去。
この70人がFUKUSHIMA50だ。


美談として取り上げられるが、70人のうち何人かは意思に反して残らざるを得なかったのか?
東電は、そして吉田所長は、それを知っていたのか?
そしてどう行動したのか?

事故の検証結果が待たれる所だ。


この後、東電から政府への現場撤退の伺いを聞いた総理が深夜東電にどなりこむ。

そして翌15日2号機4号機水素爆発。
事故は決定的な破局を向かえた。



【H】これが安全で安くてクリーンな電気を作ると言われた原発の実態である。

斑目君よ、原子力安全委員会は、これにどう答える?

君たちの科学が『人間性を持つ科学』なら答えられるはずだ。

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