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ラストシーンの擦れ違い

AvatarAAmazonPrimeで「紅の拳銃」を観た。

何回も観た映画だけど、不自然な芝居と気障なセリフのオンパレードだけど、なぜか最後まで目が離せない。
笹森礼子は最近の手術で視力を取り戻した。
密かに恋している赤木圭一郎の声は知っているが顔は分からない。
列車の通路で2人はすれちがう。
赤木は危険な任務に向かうところなので声をかけない。
笹森も「もしかしたらこの人かしら」と思うけど、声をかけない。
ほろ苦い別れだ。
こういうすれ違いは印象に残る。

「時をかける少女」のラストも苦い。
未来人高柳良一は原田知世の記憶を消し未来に戻る。
彼の記憶も規則により消去されるので、
2人が再会しても分からない、と告げる。
高柳が好きになっている原田知世は
「私はきっと分かる」と言いながら気を失う。
数年後2人は再開するが全く気付かない。

「第三の男」のラストは苦いを越えて冷たい。
お人よしのジョセフ・コットンは、親友オーソン・ウェルズの
悪行を知り警察に協力してウェルズを追い詰め、射殺する。
ラストシーンは墓地でのウェルズの埋葬だ。
ウェルズの恋人アリダ・ヴァリが墓地の長い一直線の道路を歩いてくる。
ヴァリに惚れているコットンは、道路の脇で待つ。
落ち葉が舞い落ち、チターの旋律がセンチメンタルに流れる中、
ヴァリはまっすぐ手前に向かって歩いてくる。
そのままコットンに一顧だにせずフレームアウト。
睨んだり罵ったりするよりも救いのないラスト。



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Author:spacecowboys A H
Space Cowboys は、2人の親父です
"A" システムエンジニア・
   中日ファン・世情に疎い
"H" 総務畑・てっちゃん・
   阪神ファン・雑学が得意
2人ともイーストウッド好きの還歴男

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